【●8月20日(金)ペンシニバニア州・ピッツバーグ @ Mr.Robotto】
降りしきる雨のなか、 ペンシルバニア州の西にあるピッツバーグへ移動。ここはハー ドコアの歴史が長く、とてもしっかりしたシーンがあるとの話だ。本日の企画者は残 念ながら解散してしまったCRUCIAL UNITのイアン。まずは今日のギグのフライヤーを 見て大興奮!そこにはVIVISICKの『PUNKS WERE MADE〜』7EPのジャケットイラスト がデカデカと使われていたのだ。そしてライブ会場もいい感じ。ここはカルフォルニ アのギルマンと同じようにボランティアで運営されており(多分)、頻繁にハードコア のギグも行われているという学校の視聴覚室をデカくしたようなライブスペースだっ た。物販スペースがステージの後ろにあるのもまた面白い。客入りは80人くらい。ラ イブの方は2番目に登場したAPHASIAがとにかくインパクト大!叙情的でありながら 攻撃性も兼ね備えたダークなサウンドに、意志の強そうな顔をした女性Voの美声が響 く。そう、叫ぶというより歌いあげる感じだ。なんだか新鮮かつ不思議なオーラを放 つバンドだった。7EPも購入したが、音源も良かった。そして最後に登場した VIVISICKはこのツアー中、最高のライブを繰り広げた。とにかくビビったのは客の盛 り上がりが最高潮に達したとき…そこでとんでもない光景を目の当たりにしたのだ! なんと興奮した客たちがいきなり組み体操を始め、大きなピラミッドを作りだしたの だ(爆笑)!しかもピラミッド完成後にさぞかしすげえことが行われるのかと思ってワ クワクしてたらさらに目を疑う光景が!なんとみんな満足げな表情でただ普通に降り るだけ!!まったく意味不明だ。さらにアンコール時には多数の肩車隊もぼっ発。奇声 を上げテンション高くノリ出すが、すぐに疲れて動きが鈍くなっていた。そんな感じ ですごく楽しい夜であった。ライブ終了後は企画者のイアンの家へ。ここも皆でシェ アしてるみたいで、大きな家だ。腹が減ったのでピザを頼んだんだけど、届いたピザ がすっげえでかい!3ピース食えば十二分!それをキムラは……まぁ、いっか。おな じみの玄関パーティをしっとり行い、就寝。

【●8月21日(土)オハイオ州・コロンバス】
ツアー最終日のオハイオ州のコロンバスは、ピッツバーグから近いのでゆっくりして いくことに。家にあったアメリカ版ファミコンをやったり、タイ料理を食べに行った りした。ピッツバーグの街並はなんだか綺麗で壮大だった。古さと新しさが同居して いるという感じで。それに比べて…金にモノ言わせては、無機質な建物が増えていく 東京はむなしさすら感じる。7時頃、コロンバスに到着。会場はちょっと広めのバー だ。本日は9SHOCKS TERROR(約1年ぶりに復活)が出演するので、めちゃめちゃ楽し みにしていた。だが9SHOCKS TERRORのギグは、客がとにかくバイオレンスとの話(噂 でバンドがバイオレンスだと誤解されているが、9SHOCKS TERRORの方から仕掛ける ことはないとダグは言っていた)。早くも何故かグリーンベレーをかぶった軍隊っぽい ヤツとか、片手で簡単に持ち上げられそうなごっついスキンのヤツとかいてヤバそう な雰囲気。とりあえず夜10時スタートということで、ビリヤードをやったり飲んだり 外を探索したりして時間を潰した。戻って来るとバーはたくさんの人でにぎわってい て、なかなか和やかなムードに。だいたい150人くらいだと思われる。アル、ダグ、 ケンがそれぞれ奥方を呼んでいて、紹介してくれた。皆、感じがよい人だ。そして深 夜2時頃になって4番目にVIVISICKは登場した。この日は客の酔っ払い度がハンパじゃ なかったが、こちらの酔っぱらい度も結構なものであった。さらに客のノリがひどす ぎたために演奏が途切れたり、コーラスマイクを奪われて絶叫されたりとアクシデン トも連発したが、細かいことは抜きにして楽しかった。というかライブ中の記憶があ まりない(笑)。そしてラストは待ちに待った9SHOCKS TERROR!すると会場の一番後 ろに設置していた物販スペースを、ダグたちが早くも片付け始めた。理由を聞くと 「何が起こるかわからないから危険だ」ということであった。そんなにヤバいのかよ! と緊張感ただようなか、『爆裂都市』のマッドスターリン登場シーンを彷佛させるサ イレンの音が爆竹とともに響き渡る!すると大歓声が巻き起こり、1曲目から大変な 盛り上がり&大合唱!ステージの脇もカオスだ!Voはかなりの芸達者で、ステージパ フォーマンスがコミカルで面白い!バンドも客も一体となって盛り上がり、最後はス ターリンの『ロマンチスト』の怪しすぎるカバーでフィニッシュ!いいステージだっ た。心配されていたいざこざなどまるでなく、無事終了したかに見えた。が、外でい きなり客同士の大乱闘が勃発!すると9SHOCKS TERRORのベースのトニーが罵声を吐き つつ、武器として役にたたないこと間違えナシの3メートル級の棒っきれを持ってす げえ勢いで乱入!続いていつも優しく親切なウェッジも鬼の形相に変貌し止めに入る と、あたりはすごい騒ぎに。するとパトカーがすごい速さで到着。アメリカチームは 外国人である我々を面倒に巻き込まぬよう、急いでバンに乗るよううながし車を発車 させた。おそらく9SHOCKS TERRORのギグではこういった客同士のいざこざが多いの だろう。だから終わってすぐに動けるように物販を片付けたんだなと理解した。それ にしてもアメリカツアー最終日だというのに、その余韻を噛み締めることもできない 夜だった(笑)。

【●8月22日(日)〜8月23日(月)ケンタッキー】
アメリカ在中ラストの日は、ダグの家でホームパーティが催された。豊かな自然に囲 まれ、近くに湖まである素敵な家。BRODY'S MILITIAやHELLNATIONを初め、数十名の 人が家族や友だちや恋人を連れてやってきた。アルが子供と奥さんの前で、いい父親 を演じているのが一番笑った。ああ、とにかく楽しかった!ブラジルに続き、アメリ カでもたくさんのナイスガイに出会えて最高。そして日本からこんなにも遠く離れた 場所に、無名のVIVISICKを楽しみにしていてくれた人たちがいたってことにも感激だ。 今回も数えきれないほど、色々な人にお世話になりました。みんなありがとう!



BACK

HOME